今日はちょっと面白いテーマ、「体の中のスペース」についてお話ししたいと思います。
「スペース」なんて言うと、ただの“空き場所”に思えるかもしれませんが、実はこれがあるからこそ私たちは呼吸できて、食べたものを消化できて、元気に動けるんです。
私自身、姿勢が悪くなって胸が縮こまったり、食後にお腹を締めつける服を着て苦しくなった経験があって、そのときに「あ、体の中のスペースって大事なんだ!」と実感しました。
胸の中には、肺と心臓が入っています。
このスペースがあるからこそ、私たちは無意識にスーッと息を吸い込んで、しっかり吐き出すことができます。
たとえば、仕事や家事で疲れているときって、呼吸が浅くなっていませんか?
私もパソコンに長時間向かって猫背になると、胸がぎゅっとつぶれて、息が入りにくくなるんです。
逆に、背筋を伸ばして深呼吸すると「あ、空気がちゃんと入ってきてる!」と感じられて、頭もスッキリしてきます。
胸のスペースは、まさに 「呼吸と循環のための余白」 なんですね。
次に、お腹。
ここには胃や腸、肝臓や腎臓といった臓器がぎゅっと集まっています。
でも、それぞれがちゃんと働けるのは、腹腔というスペースがあるからなんです。
私は以前、食後すぐにきつめのベルトを締めて外出したら、胃が圧迫されて気持ち悪くなったことがありました…。
あのときも「お腹のスペースってつぶしたらダメなんだ」と実感しました。
お腹のスペースは、
・食べたものを消化して栄養を吸収する
・血液やリンパを流して代謝を支える
・臓器どうしがバランスよく働く
こうしたことを可能にしてくれる「働きのステージ」なんです。
では、どうやったらこの大事なスペースを守れるのでしょうか?
難しいことはありません。ちょっとした習慣でOKです。
・背筋を自然に伸ばして座る(猫背は胸をつぶします)
・こまめに深呼吸して横隔膜を動かす
・きつすぎる服やベルトを避ける
・長時間同じ姿勢をやめて、時々立ち上がってストレッチ
これを意識するだけで、呼吸も楽になり、食後の消化もスムーズになります。
何か特別なことをしなくてはいけないと思っている方が多いのですが、簡単なことを継続するだけでいいのです。
ただ、継続するってことがなかなかできないのが事実ですけどね。
最後にまとめると
体のスペースは「生きるためのゆとり」です。
胸とお腹のスペースは「余計な空間」ではありません。
・息を吸うため
・血を巡らせるため
・ごはんを消化するため
・エネルギーを体に届けるため
全部、このスペースがあるからこそ成り立っています。
これを「体の中のリビングルーム」って呼びたいくらいです。
狭くてギュウギュウな部屋より、ちょっと余裕がある方が心地いいですよね。
体の中も同じなんです。
だからこそ、「胸とお腹のスペースを守ること」は、自分の健康を守ること。
体の中に“ゆとり”をつくってあげることが、毎日の元気につながるんです。
日々の生活で少し意識してみてくださいね。
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